イ・ドヒョンのプロフィール|兵役・家族・生い立ちと現在まで

『ホテルデルーナ』『Sweet Home』『ザ・グローリー』『破墓』と、出演作ごとに新たな一面を見せ続ける俳優イ・ドヒョン。

イ・ドヒョンとして2017年のデビュー以来、「信じて観られる俳優(믿보배)」として確固たる地位を築いてきました。本記事では、生い立ちから家族・兵役・現在の活動まで、イ・ドヒョンという人物を丁寧に整理します。

ネスカフェのイベントに参加するイドヒョン

画像提供:Kstyle

イ・ドヒョンのプロフィール

芸名:イ・ドヒョン(이도현)

本名:イム・ドンヒョン(임동현)

生年月日:1995年4月11日

身長:約182cm

血液型:A型

一部のメディアによると、芸名のイ・ドヒョンは、本名イム・ドンヒョンから「임(イム)」のパッチム(ㅁ)と「동(ドン)」のパッチム(ㅇ)を取った名前とのこと。パッチムとは、子音+母音の組み合わせの下に置かれる子音を指します。所属事務所と一緒に考えた名前のようです。



イ・ドヒョンの生い立ちと家族

母と弟の存在が大きな支えになっている

イ・ドヒョンの穏やかで誠実な人柄の根っこには、家族との関係があります。なかでも母親の存在は特別で、イ・ドヒョンの「母の力で生きている」という言葉がそれをよく表しています。

母親は勉強にも厳しかったそうですが、そのおかげで英語で海外の人と自然にコミュニケーションが取れるようになり、数学的な考え方も演技に役立っていると語っています。
時を経て、母の厳しさの意味がわかるようになったのでしょう。

また、母親は演技の夢を応援するため、複数の仕事を更に掛け持ちしながら演技学校へ通わせてくれたそうです。
深夜の新聞配達や食堂の仕事など、ほとんど休みなく働き続けていたといいます。

イ・ドヒョンは、そんな母への感謝をたびたび語っています。

発達障害を持つ弟が「初心に返らせる原動力」

家族への想いは、弟との関係にも表れています。

2021年のKBS演技大賞で最優秀演技賞を受賞した際のスピーチで、イ・ドヒョンは涙をこらえながらこう語りました。

弟を見ながら常に初心を思い出し、演技をもっと頑張らなければと思いながら生きています。弟、本当にありがとう、愛している

と率直な気持ちを語ったことがあります。

イ・ドヒョンには発達障害の弟がいます。

イ・ドヒョンは弟について、

「可愛くて、こだわりが強く、食べるのが好きで、嘘ができない純粋な子」

と表現しています。

また、弟といることで

「偽りとかが全部消えてしまう」

とも話していました。

以前、ドラマ『良くも、悪くも、だって母親』のインタビューでは

「弟のことを、作品を選んだり演じる過程で私的な感情として引き込まないようにしている」ときっぱりいいながらも、あるシーンを弟が気に入り「スマホで繰り返し観てくれた」といつにない特別な反応だったことが嬉しくて満面の笑顔で様子を語ってくれました。

イ・ドヒョンは言います

「家族の苦労した様子を身近で見て育ってきたせいか、家族を助けたいという気持ちが大きいのです。弟には自慢の兄でいたい、両親にもそうでありたい。」

「もともと、一度始めたことは最後までやりとげる性格ですが、それがなんであれ、責任を果してやりたい」と言います。

また「母がずっといろんな仕事をしてきた。お小遣いを渡したら借金の返済に使ったと聞いた。これからは自分が家の借金を返したい」と、インタビューで率直に語っています。

自分の家族の話しを赤裸々に話す若い俳優はあまりいませんが、自分の身に起きている現実を、真っすぐ受け止めているのがわかります。

また彼にとって、家族、特に弟は自分を「初心」に返してくれる大切な存在なのです。

イ・ドヒョンは、年齢よりも早く「家族を守りたい」という思いを抱きながら歩んできたことが伝わってきます。

俳優になったきっかけ

バスケ少年から演技の世界へ

学生時代は野球・サッカー・バスケなど様々な球技を楽しみ、バスケ選手になることを夢見ていたイ・ドヒョン。

しかし父親に反対され競技を諦めた後、キム・レウォン主演の映画『ひまわり』に出会い、「演技」という新たな夢を抱くようになりました。

母親は彼の夢を一貫して支持してくれましたが、父親は「誰もがそういう夢を一度は見るものだ」と現実的な反応を見せました。

それでも諦めきれなかったイ・ドヒョンは、父親に内緒でアカデミーに通ったそうです。

そして高校生のときに舞台に立ち、父親の前でパフォーマンスを披露します。

息子の本気を目の当たりにした父親はついに折れ、演技への道が開けました。

大学受験の失敗と浪人が転機に

イ・ドヒョンは大学入試に失敗し、浪人中はアルバイトを5ヶ月間行ったといいます

怖気づいていたわけではなく、うぬぼれていたのです。「私はハンサムで演技も上手い。と思い、自信を持って大学入試を受けに行ったが、すべて落ちた。

自分のことを振り返っています

この「人生最初の大きな挫折」が、イ・ドヒョンの考え方を大きく変えたのかもしれません。

それ以来モットーに「無条件に努力すること」を挙げます。

弟へのメッセージとエピソード

イ・ドヒョンは、2021年KBSドラマアワードで最優秀演劇賞を受賞。

その後も、主役級の作品が増えていく中で、弟は周囲に兄の活躍をよく自慢しているそうです。

「弟は少しうぬぼれているんです」と、イドヒョンは笑いながら話しています。

弟からすると兄の活躍が嬉しく自慢したくなるのかも知れません。

イ・ドヒョンは弟に向かって電話で一言いったそうです。

「如何なる状況でも油断するな!」

この言葉には、弟への愛情と、「努力を怠らない」というイ・ドヒョン自身の経験が重なっているように感じます。



主な出演作品

デビュー作から注目へ:『ホテルデルーナ』(2019年)

デビュー作『刑務所のルールブック』でチョン・ギョンホの少年時代を演じた後、本格的に名を知らしめたのが2019年のドラマ『ホテルデルーナ』です。

IU(アイユー)の護衛武士コ・チョンミョン役として登場し、「コ・チョンミョン役にイ・ドヒョンをキャスティングするなら、今すぐ給料を上げてください」という視聴者のコメントが話題になるほどの存在感を発揮しました。

初主演:『18アゲイン』(2020年)

初めて主演を務めた作品です。バスケ選手だった38歳の男が18歳に戻るという設定で、「18歳の高校生」「20代の若い父親」「38歳の精神が宿った18歳」という3種類のキャラクターをすべて演じ切り、新人俳優として大きな注目を集めました。

ネトフリで世界配信:『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(2020年)

怪物化による災害の中で生存グループを率いるリーダー兼ブレイン、イ・ウンヒョク役を演じました。

感情表現が少なく人間味に欠けるが家族愛にあふれた人物という難役を見事に演じ、ドラマは複数の国でNetflixランキング1位を獲得しました。 

Netflixで大ヒット:『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』(2022〜2023年)

ソン・ヘギョ演じる主人公の強烈な協力者であり、病院長の息子として温室育ちに見えながら、内側に深い痛みを秘めた人物チュ・ヨジョン役を演じました。

「優しい狂人」と称されるキャラクターで、穏やかさと不気味さを自在に行き来する演技が大きな話題になりました。

この作品を通じてイム・ジヨンと交際に発展したことも広く知られています。両者の所属事務所が正式に認めており、二人はそれぞれの俳優活動を続けながら交際を継続しているとみられます。

イム・ジヨンとの関係や結婚観については、こちらの記事で詳しくまとめています

 イ・ドヒョンとイム・ジヨンは結婚する?




映画スクリーンデビュー:『破墓 / パミョ』(2024年)

チェ・ミンシク、ユ・ヘジン、キム・ゴウンという豪華キャストと共演したオカルトスリラー映画です。

若き法師(ボンギル)役を演じ、初のスクリーン出演でも存在感を示しました。初の日本語セリフや読経の演技など難度の高い挑戦について、インタビュー内では

「破墓のすべてのシーンが自分にとって難しい挑戦だった」

と振り返っています。

この作品により、

第23回ディレクターズアワーショーで新人俳優賞を、第44回映画評論家協会賞では最優秀男優賞を受賞して高い評価を得ています

『破墓』では、独特な存在感を放つベテラン俳優ユ・ヘジンとの共演も注目されました。
ユ・ヘジンの代表作や人柄については、こちらの記事でも詳しく整理しています。

👉ユ・ヘジン

イ・ドヒョンの兵役と現在

入隊前は過密スケジュール

イ・ドヒョンは入隊直前の2022〜2023年に複数の作品を並行して撮影するという過密スケジュールをこなしました。そして2023年8月15日に空軍軍楽隊に入隊しました。入隊前のイ・ドヒョンは、

「軍に行くことは演技の幅を広げるチャンス」

「そこで得られる経験が演技の足がかりになると思う」

入隊で得られる経験も、今後の演技や人生の糧になると前向きに捉えていたのです。

2025年5月に満期除隊

2025年5月13日、空軍軍楽隊での服務を終え満期除隊。

除隊後はアジアファンミーティングツアー「Re DO HYUN」を開催し、韓国・ジャカルタ・大阪・東京・台北・バンコク・香港・マニラと8都市を巡り、多くのファンと再会しました。

現在は俳優業への本格復帰しています。


まとめ|イ・ドヒョンは「家族を守りたい」思いで歩んできた俳優

イ・ドヒョンは、華やかなスターというより、
一歩ずつ積み重ねながらここまで来た俳優です。

大学受験の失敗、浪人生活、家族への責任感。
順調な道ばかりではありませんでした。

それでも、
「家族を守りたい」
「弟にとって自慢の兄でいたい」
という思いが、彼を前へ進ませてきたのだと思います。

作品ごとにまったく違う顔を見せながらも、
どこか誠実さや繊細さがにじむのは、
イ・ドヒョン自身が現実から逃げずに歩いてきたからかもしれません。

兵役を終え、
これからさらに深みを増していくであろうイ・ドヒョン。

今後どんな作品で、
どんな新しい顔を見せてくれるのか楽しみですね。

 

 




コメント

タイトルとURLをコピーしました