韓国ドラマの世界で欠かせない女優ソ・イスク。
『暴君のシェフ』『ホテルデルーナ』『奇皇后』『相続者たち』『夫婦の世界』など、作品ごとに圧倒的な存在感を残してます。
気品の裏に怖さも持った演技は、視聴者の記憶に深く残りますよね。
意外かもしれませんが、ソ・イスクは現在独身です。
結婚歴もありません。
そこで、今回はソ・イスクの結婚・年齢・プロフィールや名演と作品についてご紹介します。
ソ イスクの結婚について
ソ イスクが結婚しなかった理由
ソ・イスクが結婚しなかったのは「自分らしく生きたい」という強い意志によるものでした。
20代の頃は「結婚すれば家庭に縛られる」という社会的な価値観がまだ色濃く残っていた時代です。
彼女は「それがどうしても耐えられなかった」と下記のようにインタビューで語っています。
「結婚する時期を逃したような気がします。20代の頃は結婚したくなかったのです。当時、女性が結婚すれば家でご飯を食べて子供を産まなければならないという社会的認識が強かった。私はそれがとても嫌いでした。」
母親からも「やりたいことをやりなさい」と背中を押されたそうで、その言葉に支えられた結果、自由に演劇と演技の道を極めていったのです。
ソイスクのお母さまは素敵な方です。
その時代なら親のほうから、「友達はそろそろ結婚しているよ」
「早く孫の顔を見せて安心させておくれ」
と・・いう価値観が一般的だったはずです。。。
とてもリベラルで、娘の幸せを第一に考えていたのがわかります。
ソ イスクの結婚願望はあった?
結婚そのものを完全に否定していたわけではありません。
ソイスク本人は「結婚の時期を逃した」とも明かしています。
ドラマ撮影や舞台公演が続き、多忙な毎日で恋愛や結婚が後回しになったとのこと。
一番楽しい時期だったのでしょう。
それでも彼女が満足そうな笑顔で語る姿からは「結婚ではなく演技こそが人生のパートナー」だったことが伝わってきます。
ソ イスクの経歴
名前:生年月日
名前:ソ イスク 서 이 숙 Seo. Lee. Souk
生年月日:1967年10月25日 現在:57歳
身長:168㎝
高校時代はなんとバドミントンの選手
しかし国体で敗れ、「この道は自分の生きる道ではない」と感じてスポーツの世界を離れました。
転機になったのは演劇『神のアグネス』を観たことです。
強烈な衝撃を受けて20歳で劇団に入団しました。
当時は、昼は児童劇、夜は大人向け演劇を掛け持ちしながらポスター貼りや雑務もこなす生活だったそうです。
それでも「楽しかった」と笑って振り返るほど、舞台への情熱は人並み外れたものでした。
下積み20年の舞台生活
有名になるまでには20年もかかりました。
当時についてソ イスクはこのようにインタビューで答えていました。
「狂ったように歌って演技した。その時、声が開いたのです。いつも舞台の前で観客に会ったので、どんな舞台もいつの間にか怖くなかったのです。
もちろん公演をしながら苦労も多かった。若い魂を全部演劇に捧げた。
苦労の末に今の発声を得たのです。世の中にただはないじゃないですから」
下積み時代、仲間が次々に去る中でも「観客の前で演技できるのは幸せ」と耐え抜き、2003年に演劇『ホ・サムグァン放血』で大きな賞を受賞。
ここから本格的に名前が知られるようになります。
さらに大きな試練も待っていました。
甲状腺ガンからの復帰と『済衆院』
母に心配かけまいと、一人で手配をしたと語ってます。
手術と治療を経て復帰後すぐにSBSドラマ『済衆院』(2010)明成皇后役でテレビデビューしたソ・イスク。
観客を惹きつける確かな声と存在感。
一気に映像の世界でも高い評価を勝ち取ったのです。
私も『済衆院』での明成皇后の演技で初めてソイスクを見ました。
深く通る声と、落ち着いた風格。
今まで歴史の中でイメージしていた「明成皇后」が人物になって現れたと思ったほどです。
私の中で、「明成皇后」を完全に印象付けた役者だったのです。
本当にインパクト強かった。
その時、ソ イスク自身にそんな壮絶な経緯があったなんて知りませんでした。
とても驚きました。
ソ イスク出演ドラマ(主な代表作抜粋)
- 暴君のシェフ(2024)
- シュルプ(2022)
- スタートアップ(2020)
- ホテルでルーナ(2019)
- 逆賊-民の英雄ホン・ギルトン(2017)
- 六龍が飛ぶ(2015)
- 仁粹大妃(2011)
- 済衆院(2010・ドラマデビュー作)
ソイスク出演作別~演技の見どころ
暴君のシェフ(怖いけど憎めない?)
料理と歴史ファンタジーを融合させた本作では、強烈なリーダー像を体現しています。カリスマとユーモアが同居する仁粹大妃(太王大妃)の演技で「悪役なのに憎めない」と話題になってます。
シュルプ
朝鮮時代の王妃(ユン王后)を演じ、母としての愛と政治的な強さを繊細に両立。「権威的でありながら温かい」という二面性を柔らかく表現した姿は圧巻でしました。
スタートアップ
SHベンチャーキャピタル代表で投資家として出演。控えめな登場ながらとても重要な役を演じ、視聴者の共感を集めました。
ホテルデルーナ(1人6役の演技力)
“6姉妹の麻姑(マゴ)神役”を1人6役で完璧に演じ分け話題になりました。
韓国日報のインタビューで
「配役ごとに声のトーンを変えることについて悩みをたくさんした。撮影量が増え、その過程で複数の配役を交互に演じると、声のトーンがめちゃくちゃになって大変だった」
と話しています。
声のトーン、仕草、雰囲気をガラリと変えた名演は、演劇出身ならではの力量を感じさせました。

ちょっとほっこり話し
6人の麻姑(マゴ)神の人気について紹介しますね。
ソ・イスクは自分の席を重く守ってきた最初の麻姑(マゴ)神が好きなのだそうです。
視聴者には3番目が最も人気があったようですよ~
六龍が飛ぶ
歴史ドラマの重厚な世界で、女性としての家族を愛し守るという強さを併せ持つ無恤(ムヒュル)の祖母を演じました。
特に物語の緊張感は和らげる役でもあり、視聴者に家族愛と、隣人愛を伝え、当時の民の日常生活ぶりを見事に演じてくれました。
笑いと涙を誘うあったかい婆さんが印象的です
「六龍が飛ぶ」関してはこちらの記事もどうぞご覧ください。
受賞歴
- 韓国演劇祭 新人俳優賞(1986)
- 第40回東亜演劇大賞 演技賞(2004)
- MBC演技大賞 金演技賞(月火ドラマ部門 女優賞 2017)『泥棒、泥棒』
他にも多数の受賞歴を持っています。
ソ イスクに関するよくある質問FAQ
ソ イスクという俳優の魅力
舞台で培った張りのある声、説得力のある台詞回し、そして役ごとに人格を“生きる”ように演じる深さ。
「以前は、俳優ソ イスクと名前を言うのが恥ずかしいときがあった」
と言う言葉に私は、どれほどの時間と忍耐があったか想像しました。。
ソ イスクの魅力は「圧倒的な存在感」ですが、その裏には下積み20年、病気との闘い、本気で演技に人生を捧げてきた努力があります。
視聴者はソ イスクが登場すると「今回は悪役かな?良い人かな?どっちだろう?」とワクワクします。
悪役に回るとほんとに怖くて、嫌な人になりますが、(私は奇皇后の女官は意地悪で嫌いでした。。)
逆に味方に付いてくれればすごく安心できるよいう不思議な魅力があります。
年齢が重なるごとに魅力が増し、新作ごとに新しい一面を見せてくれるソ イスク。
その姿勢こそ、ファンに愛され続ける最大の理由なのでしょうね。
まとめ
ソ・イスクは結婚より演技を選び歩みました。
そして、数十年の下積み生活と病気を乗り越えて今の地位を築いたのです。
簡単ではなかったはずです。
舞台でもドラマでも存在感を放ち、悪役から母親役まで幅広くこなすソ イスク。
彼女のキャリアは、単なる俳優の物語ではなく「人生をかけて何かを追う人間の強さ」を映し出しています。
私は彼女がリメイクで歌った、「我が道を歩いていると叫べばいい」という曲を偶然聞いたのですが、グッと胸に染み不覚にも涙がでてしまいました。
最近、支柱の母と家族だった愛猫を天国に見送ったそうです。
避けては通れない別れ。
痛みさえも彼女の演技に生きる気がします。
ソ イスクは俳優としてまさに全盛期を迎えているのでないですか?
最後に、結婚は「年齢」でするものではない。
時期やタイミングは人それぞれですから。
恋愛も、演技もソ イスクの歩みを見続けたいと思ってます。
ソ イスク如何だったでしょうか、
ではまたお会いしましょう。
【暴君のシェフ】関連記事はこちらです
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